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2020-02

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いらっしゃいませ



※Yahoo!ブログから引っ越してきました。

野外活動をメインに、自然や街のおもしろさを伝えるブログの筈でしたが、
現状は模型ブログに。。。

(ご案内)
山の写真は→「ずっこけ」へ。ずっこけとは管理人主宰の山グループ名です。
いきものの写真は→「とんぼ」へ。とんぼ以外のものが多いです。
艦船模型コーナーは→「ふね」へ。
それ以外は→「ごろごろ」に置きます。

           管理人は(ヒラ)です。2006年6月開設

>旧ブログ:https://blogs.yahoo.co.jp/hsn5656

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艦隊随伴型給油艦出撃せよ(6)

ようやっと給油艦洲埼型の工作を開始します。

◆船体づくり
詮無い話ではありますが、レジンキット船体がそのまま使える訳もなし。三者を比較すると工房飛竜の船体の方が、船首楼が長い点を除けばイイ線いってましたね。
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結局すべての突起を削り落として芯になる運命。船首に若干シアが付いている以外はフラットな船体なので、プラ板積層なり、箱組でも簡単に対応可能です。
給油艦はパーンと張ったドテッ腹が魅力ですから、乾舷の調整がミソとなります。図面に当たって正値をとるのも良いですが、既に足摺が居るので、これと並べ気持ち低い程度に調整。尤も、足摺作例段階で既に2mm位嵩上げされている。
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フレア削り作業は大変ですが、ここは時間をかけて納得いく形状に詰めていきます。艦底ラインは首尾が鋭く、さすが軍艦形式。

◆甲板敷物の考察と工作
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大凡形が整ってきたら、2隻を台座に固定してからまとめて甲板のケガキ作業。管理人は未だにリノリウム押さえを20世紀の技法で行っています。真鍮線貼るとかできません。

甲板の大きな問題として、軽質油運搬艦は可燃物を扱う関係から上甲板は鉄張りとの言説がありますが、艦内の構造及び図面の表現を考えると、上甲板はリノリウム張りであった判断しています。
鉄張り説の根拠として、知床型や神威が鉄張り甲板であることを引いていると思いますが、こいつらは重油タンクが直接上甲板にむき出しなので、タンク屋根にわざわざ床を張る必要がない(知床型は通行帯だけ床が張ってある)。一方、足摺型・洲埼型ではタンクは中甲板より下で、かつ空所で隔離されており、その上の中甲板は広く居住区として使われているので、熱遮対策としての床材を設けるのが普通だろう(前者も居住区の上は板張り)。
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公式図では鉄張り部分はストリップ模様が付いているから、図表現としてはリノリウムとして解釈するのが妥当だろう(船楼甲板部分にリノリウム張の表記があり、これと同じ表現になっている)。

前後の鉄張り部分の再現として、今回新素材のVertexモールドデカールを試してみた。ちょっと厚めのデカールでむにゅ感が残り、引っかけると変な傷がついて修復が難しそう。また、端が浮きがちなので流し込みで固定したり手間がかかる。サフ吹いたら落ち着いたけれど、モールドクッキリとはいかないね。
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◆舷窓配置と外板表現
続けて側面に舷窓を設置します。洲埼はS18年竣工の割には舷窓が多め。中甲板以下の区画の関係で左右舷の開口位置がずいぶん違います。竣工が遅い高崎は塩屋の例を参考に居住区は1/2程度、居住区以外は全閉にしたいと思います。
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また、せっかく構造断面が手に入っているので、外板重ね状況を確認。甲板レベルは水平でも外板重ねラインは前後がせりあがるのかよ。水面下は曲がり方が極端だし、重ね代の部分が途中で逆転していたりするなど、まったく複雑すぎる。WLモデラーで良かったわ。
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◆甲板仕上げ
ということで、甲板色をざっと塗って、甲板上のいろいろなものを取り付けました。
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思ったよりも艦前方がスマートで、船体後部に最大幅が来るなかなかステキな船体が現れました。戦闘艦とタンカーの特徴を掛け合わせたような凝った船形ですね(^_^)ゞ。

ここで、本艦の主たる設備を説明。ドン!

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主目的である航空機用ガソリンタンクはこの範囲の下甲板以下にあります。タンクの中央付近に制御区画があり中甲板の前から通風機電動機室、通風機室、軽質油管制室が並び、その下にポンプ室と弁室が配置されています。相変わらず図面上では給油口が判らないのですが、足摺型の公式図をみると軽質油管制室の直上付近に配置されている(前部の管制室が右舷、後部が左舷に対応しているようだ)。洲埼型は1か所で両舷に対応すると考えられ、中甲板平面の中心線付近にそれらしい管の表示が2つあるので、ここが給油口と推定します。
おっと、ここは大型浮舟の下に重なっているけど、浮船は前後が抜けているので、きっと問題ありません。
通風機の上にはガソリン洩れ対策としての換気排出口があり、足摺型では前檣に絡んで複雑怪奇な形状をしてるけど、洲崎型ではすっきりキノコ型で処理されています不思議。
また、糧食関係区画は艦前方の下甲板以下にあり、前部高角砲後方のハッチが担当しています。

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次に、艦後半部の補給品区画。ツインポストの後方にある縦長の艙口がメインの爆弾庫出し入れ口。ここだけ縦長なのは魚雷を扱うから。弾庫自体は下甲板以下に配置されている。5tのウィンチは足摺型と同じもの。パーツが丁度4ケ余っていたのでポン付け。
その前方は潤滑油の区画で中甲板の広い範囲を占めています。潤滑油はドラム缶に詰め込まれているそうです。その前方が飛行機部分品格納庫で予備エンジンとか翼パーツとかが入っていると想像。本来ならばここには機械室からの吸気口が突き出る筈なのですが、諸甲板図を見ると無理やり後方にひん曲げて後部構造物前端に集約している。両区画にはそれぞれ艙口が付いているけど、これは完全に浮舟で塞がってしまうので、足摺型より取回しが難しそうですね。

補給艦は物資の格納スペースや荷役施設こそがその本領部分なので特に説明を付しました。組みあがってしまうと、外見からはあまり判らないところが勿体ないですね。
(つづく)

新年ご挨拶2020

新年おめでとうございます。
関東地方は澄み渡る良い天気で、良い年明けでございました。
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年頭にあたり旧年の不健康な生活を反省し、関東平野の真ん中あたりへ土手歩きにいきました。左手に富士山、背後に筑波、正面は赤城から日光連山、最奥に浅間山を望むごきげんなルートです。10月の台風による流木類が目立ち、事後処理が色々と大変そうではありますが、いまはとっても穏やか。

昨年末に10年来続けていた案件を片付けまして、今年から少し時間的余裕ができるようになります。土日の遠出がまた出来るようになりましたので、できるだけ体を動かすようにしたいですね。模型はマイペースでしか進みませんが、丁寧な仕事をしていきたいと思います。

朝から張り切って4時間歩いたら、へばって午後は寝込んでしまいました。前途多難なり。
2020.1.1

艦隊随伴型給油艦出撃せよ(5)

前回の餅つき写真ショックからしばらく休止していた給油艦洲埼型の製作ですが、砲艦が一服しましたし、史料面の進捗が得られたので再開いたします。まずは情報の再整理を。
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洲埼型の資料といえば、世界の艦船「日本特務艦船史」に掲載されている写真1枚と側面図ぐらいしか市販の情報はありません。
写真情報について探索した結果、以下の3点が確認できました。
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①はご存じ東京湾での公試中の洲埼の写真。ダイヤモンド社の『日本海軍艦艇写真集 巡洋艦』に掲載されたものが精細でおすすめ。真横付近から撮影したように見えますが、結構斜め後ろから撮影されている。②は米国サイトfold3に掲載されている1946年7月にキャビテ港で撮影された擱座後の洲埼。③はサンディエゴ航空宇宙博物館で公開されているWWⅡフィリピン戦アルバムにノーキャプションで紛れ込んでいた煙突付近のアップです。②より時期は早そうで、より細部を読み取ることができます。12年もキャビテに放置されていたのに、新たな写真は検知されず。どの写真も右斜め後方からの撮影という所がなんとも。
https://www.fold3.com/image/46950601
https://www.flickr.com/photos/sdasmarchives/16881775196/in/album-72157651064933397/

その後、良縁がありまして洲埼の線図と断面構造、艦内側面の大体図、機銃増備に関する部分図等が手に入りました(一般艤装図ないのかよ)。特に船体ラインの把握ができる線図が有難いのですが、黒くつぶれたコピーのコピーでかなり難読な代物でした。大まかに復元したものがこちら。
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船体中央にガソリンタンクを配置している関係で前方が太く、それでかつ後半はすらりと絞り込まれた独特の船体です。全体に前のめりでなまめかしく、これだけで御飯3杯はいける。足摺の平面形から自分で想像したライン(記事その4参照)と全く違っていました(>_<)。ちなみに上部構造物や艤装の情報はまったくありませんつるりん。

次に船内配置ですが、浸水状態計算表の添付図から大体図レベルで把握できました。せっかくですので、足摺型と並べて比較します。
19102704.png基本的に洲埼型と足摺型では搭載内容は同じで、洲埼型の容量だけが小さいことは記事その4で述べた。艦内配置を見ると、ガソリンタンクが二列になり中央にポンプ・送風機室があるのは予想通り。船体を足摺型より寸づめにした結果、飛行機部分品格納所がガソリンタンクの上にはみ出してきている。また、後部の構造物のうち、押し出されて行方不明であった送信機室は煙突の後ろに配置されていることが確認できました。

19102705.png断面形状はこの通り。元図が諸要部断面ではなく断面構造図なので、各区画の用途は推定が入っていますが、基本的に足摺型と同じラインとなっているね。驚きなのは、飛行機部分品格納所の中心線上に大きなハッチが描いてある事。これに依ればハッチは浮舟の真下にあることになる。配置関係を色々突き合わせてみたけれど、やっぱり逃げられない。

これらの情報+3枚の写真等に基づき、機関から出入りする配管類、必要な装備品、武装を福笑い法によって配置して舷外側面と平面図を想定しました。骨格から人相を復元したような図ですが、最終的に手がかり皆無なのはパラベーンの配置くらいで、とてもそれっぽく見える。外枠が決まっているから、とても安心感があるね。
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ようやく洲埼の姿形が見えてきたので俄然やる気が出てきました。ただし、ポンプ室当たりの構造で確認したい点があったので、呉に行った機会に再度塩屋の中甲板平面を確認しようと思ったのですが。。。。

何と!これまで存在していなかった洲埼の図面が一式登録されているではないか。
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
ということで、図を手直ししています。大体はあっているんだけと微妙に違いがある。

(つづく)

見納め

10月から試験湛水が始まったとの情報を得たので、思い立って川原湯温泉に行ってきた。

車は使わない。荷物は財布とカメラとタオル一本だけ。ノープランだ。

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都内から川原湯温泉駅まで2時間10分くらい。意外と便利だな。

水没地区から高台に移転してきた新駅ですが、出来立てなのにSuicaが使えないときたよ。下りた客は3人でした。

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レンタルサイクルでも使おうかと思ったのですが、駅前には何もありません。タクシーも居ません。道も作りかけなので、ひと上りして幹線道路を歩きます。

大きなトンネルを抜けたら新しい川原湯温泉街

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旅館は丸木屋さん・やまきぼしさん(営業準備中・食事可)・ゆうあい旅館さん・民宿山水さん・山木館さん・やまた旅館さんの6軒が移転してきています。あと、カフェのお福さん・ハナカシワさん、食事処は吾八さん・薪が積み上げてある赤いえんとつさんが頑張っています。共同浴場の王湯もこのブロックで復活。

ただし、温泉街は分譲住宅地みたいで小ざっぱりしています。メインの道は細くても良いので、密集感があった方が居心地が良いのでは。

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温泉街抜けて端っこにダムの見晴台があり、ぱらぱらと客がいます。「水がたまったと聞いたのに。。」と言っているけど、まだ5日目だ。

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対岸の「ダム見放台」は国道沿いにあるせいか、なんだか大盛況だぞ。

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ダム本体は打ちあがったばかりの白い肌です。上流側からだけの印象ですが、堅実なつくりのダムだなぁ。治水の比重が大きいダムなので非常用洪水吐が結構下の方にあり期待できそうだ。関東ではこれが最後のダムになるでしょう。

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引き返して湖岸(予定地)沿いにあるき、湖面1号橋にむかいます。


まずは上流側。

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湛水が始まって吾妻川はトロ状になっている。落ち葉が溜まってあまりキレイとは言えないですが、空が反射してこんな感じ。


下流側

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堤体付近は流下ごみも少なく、渓谷を品木色の水が埋めていっている。紅葉が来る前に水没してしまうのだろうか。ダム直上の仮締切はそのまま放置してあるよ。

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橋を渡って川原畑地区の移転地。こちらは住宅街となっており、周りでトマトなんか作っている。おだやかな暮らしになるといいな。

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左岸側に下っていくと、蕎麦屋vsうどん屋が並びいずれも盛況そう。展望台に向かう車でごった返しており、国交省の職員が何人も出動して車の交通整理をしている。大変だなあ。

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展望台からの眺めは省略して、来た道を戻り「八ッ場ふるさと館」へ。こっちも大盛況だ。蕎麦を食べたかったのですが、客が並んでいたのでダム焼きとソースかつ丼を食しました。売店はちょっと狭目でラインナップはふつう。ここには足湯がありますが、おふろに入りたい人は右岸の温泉街に行ってください。

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八ッ場のダムカードは、関連施設3か所を回ってスタンプを押すと貰えるやや難易度高め設定となっています。ただし、これを提示すると地域の各店舗でサービスが受けられるという新機軸が付いている。売店で「八ッ場マーク」が入った商品を買うと、ふるさと館のダムカード?が貰え、これもサービス券になる。

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ダム湖の上流側は山の斜面の木々も伐採され、殺伐な光景だな。道路や鉄橋線路橋がそのまま水没するようです。川原湯は過去に何回か入りに来ているのですが、状況がもう思い出せません。

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湖面2号橋より。この辺りはまだ、吾妻川の水流が残っている。まもなく見納めになりますね。寂しいですが、水没までにこんなに多くのお客さんに見て貰えた水没地区は他にないでしょう。


ということで、川原湯温泉駅から徒歩で一周して戻ってきました。昼食込みで大体4時間くらい。ところが時刻表を見間違えていて次の電車は70分待ちでした。駅前には何もない(本当はカフェが一軒ある)ので、またトンネルを潜って川原湯ブロックに戻り、王湯に浸かります。

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値段は500円也。こじんまりした清潔なお風呂で、露天は森林浴タイプ。以前の湯は強烈な硫黄臭がした覚えがあるのですが、今の源泉は滑らかでさっぱり。80℃近い温度があるので、加水していますがかけ流しです。

2階のタタミ間でごろ寝したらあっという間に駅に戻る時間になったので、また20分かけて戻りました。

この温泉街はスポーツ合宿狙いでもないので、個人客が楽しく散策できるような街づくりができると良いと思います。道が整備された分通過交通の喧騒が酷くなったので、これに煩わされないようなダムや駅までの散策路等を整備したらどうだろうか。富山の宇奈月温泉なんかはこの辺よくできている。

予定通り16:44発の電車に乗って戻りました。やはり電車で行き来できるのは強みです。

サーチャージ水位に達した頃に泊りで来ようかな。なお、今回は交通費を別として4,500円地元に落としました。

※20年3月まで4名以上でダム見学会に参加すると一人3,000円引きの特典があります。

2019年10月 群馬県


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